XedPlex ─ 塾運営お役立ちコラム

個人塾のホームページに載せるべき情報と載せなくていい情報|問い合わせにつながる構成の作り方

公開日: 2026年9月18日

個人塾のホームページに載せるべき情報と載せなくていい情報|問い合わせにつながる構成の作り方

「ホームページは一応あるけれど、そこから問い合わせが来たことはほとんどない」「開業時に作ったきりで、料金も時間割も古いまま」「制作会社の見積もりが高くて手が出ず、SNSと看板だけでやっている」──個人塾・小規模塾の塾長から、ホームページについてよく聞く悩みです。

ホームページで結果が出ない原因は、デザインの良し悪しよりも、保護者が知りたい順番で、知りたいことが書かれていないことにあります。逆に言えば、載せる情報と並び順を整理するだけで、個人塾のホームページは十分に働いてくれます。この記事では、保護者が確認したいこと、必ず載せたい7つの情報、後回しでいい情報、そして問い合わせ(体験申込)につながる構成と運用のコツを、塾運営の実務目線で整理します。

個人塾のホームページは「営業」ではなく「確認」のために見られる

まず押さえたいのは、保護者がホームページを見るタイミングです。大手のように広告で初めて存在を知ってもらうケースは少なく、個人塾の場合はチラシ・看板・知人の紹介・「地域名+塾」の検索で名前を知った後に、「本当にここでいいか」を確かめるために見に来るのがほとんどです。

つまりホームページの役割は、派手に売り込むことではなく、保護者が抱えている次の3つの疑問に答えて、「一度話を聞いてみよう」と思ってもらうことです。

保護者の疑問答えになる情報
うちの子に合う塾か対象学年・指導形態・授業の様子・塾長の人柄
結局いくらかかるのか月謝と諸費用、通い方の例ごとの月額
どうやって始めればいいのか問い合わせ手段・体験の流れ・入塾までのステップ

この3つに答えられていないページは、どれだけ理念や実績を並べても「よく分からないから、他も見てみよう」で離脱されてしまいます。逆にこの3つが揃っていれば、写真やページ数が少なくても問い合わせにはつながります。

必ず載せたい7つの情報

上の3つの疑問を具体的な項目に落とすと、次の7つになります。ページを分ける必要はなく、トップページ1枚に収まっても構いません。

項目保護者が知りたいこと書き方のコツ
1. 対象学年・コース・指導形態小学生は見てもらえるか、個別か集団か、定期テスト対策か受験か「小4〜中3、個別指導(講師1:生徒2)」のように1行で言い切る。対象外も明記すると無駄な問い合わせが減る
2. 料金月謝以外に何がかかるか、年間でいくらか後述。月謝・教材費・諸費用を分けて税込で書く
3. 塾長・講師の顔と人柄誰が教えるのか、子どもを任せて大丈夫か経歴の羅列より「なぜこの塾を開いたか」「どんな生徒に来てほしいか」を本人の言葉で。写真は1枚でよい
4. 授業の流れと1週間の通い方週何回、何時から何時まで、宿題はどのくらいか「中2・週2回」のモデルケースを時間割つきで示す
5. 場所・アクセス・安全面家から通えるか、夜道は大丈夫か、送迎できるか地図・最寄り駅や目印・駐輪と送迎車の停め方・入退室の通知の有無
6. 入塾までの流れ問い合わせたら何が起きるか、しつこく営業されないか「問い合わせ→面談・体験→入塾手続き」を3ステップで。体験の所要時間と費用(無料なら明記)も
7. 問い合わせ手段いつ、どの方法で連絡すればいいか電話・フォーム・LINEなど複数を用意し、受付時間と返信の目安(例: 翌営業日まで)を書く

料金は「載せない」より「載せて絞る」

もっとも迷うのが料金です。「近隣と比較されて損をする」「面談で説明したい」という理由で伏せる塾もありますが、個人塾にとっては載せるメリットのほうが大きいと考えます。理由は2つあります。

書き方のポイントは、月謝だけでなく教材費・設備費・講習費などの諸費用を分けて、税込で明記することです。「諸費用を合わせたら想定より高かった」という不信感は、入塾後の退塾理由にもなります。おすすめは、「中2・週2回コースの場合、月謝○円+教材費○円(年額)」のようなモデルケースを2〜3パターン示す方法です。全コースの料金表を載せる必要はありません。料金設計そのものを見直す際は、月謝管理・集金方法の記事もあわせてご覧ください。

載せなくていい・後回しでいい情報

大手塾のページを参考にすると、あれもこれも必要に見えてきます。しかし個人塾の規模では、次の情報は無理に載せなくても問い合わせに影響しません。むしろ、作る労力と更新の負担が塾長の時間を奪います。

後回しでいい情報理由・代わりに載せるもの
合格実績の一覧人数が少ないと「少ない」という印象だけが残る。載せるなら年度と人数を正確に。代わりに「1人の生徒がどう変わったか」の短いストーリーを1つ
長い教育理念読まれない。理念は塾長紹介の中に3〜4行で溶かし込む
講師全員の詳しい紹介アルバイト講師は入れ替わりがあり、更新が追いつかない。「塾長が全生徒の指導方針を決めている」など体制の説明で足りる
頻繁に更新するブログ止まったブログは「もうやっていない塾」に見える。更新できる頻度(例: 講習前の年3回)だけ決める
SNSの埋め込み・写真ギャラリーページが重くなり、スマホで見づらくなる。写真は教室の全体・授業風景・塾長の3枚あれば十分

載せる情報を減らすもう1つの利点は、古くなる情報が減ることです。料金や時間割のように変わるものと、塾長の想いのように変わらないものを分け、変わるものは最小限にしておくと、年1回の見直しで済みます。

問い合わせにつながるトップページの並び順

情報が揃ったら、次は並び順です。保護者の多くはスマホで、しかも移動中や家事の合間に見ています。最初の1画面で「自分の子どもに関係がある塾か」が分からなければ、そこで閉じられます。おすすめの並び順は次のとおりです。

位置載せるもの
最初の1画面塾名/対象学年と指導形態/地域名(「○○駅徒歩5分の個別指導塾」)/体験申込ボタン
2画面目この塾が向いている生徒・保護者の悩み(「学校の授業についていけない」「部活と両立したい」など3つ)
3画面目授業の流れとモデルケースの時間割
4画面目料金のモデルケース
5画面目塾長の紹介と写真
6画面目入塾までの3ステップ/よくある質問(3〜5問)
最後アクセス・受付時間/問い合わせ手段(電話・フォーム・LINE)

あわせて、次の3点を確認してください。

作ったあとに差がつく3つの運用

ホームページは公開して終わりではありません。問い合わせの数を左右するのは、むしろ公開後の運用です。

1. 変わる情報を年1回、決まった時期に見直す

料金・時間割・受付時間・講習の案内など、変わる情報は新年度前(2〜3月)に一度まとめて確認します。新年度準備のチェックリストに「ホームページの更新」を1行入れておくと忘れません。古い料金が載ったままだと、問い合わせの段階で「ホームページと違う」という不信感から始まってしまいます。

2. 「地域名+塾」で見つかる入り口を整える

個人塾を探す保護者の多くは、地図アプリや検索で「○○市 塾」「○○駅 個別指導」と調べます。ホームページの見出しや本文に地域名・駅名を自然に入れ、Googleビジネスプロフィールなどの地図情報にもホームページのURLを登録しておくと、見つけてもらう入り口が増えます。また、在塾生の保護者からの紹介があったときも、紹介された側はまずホームページを確認します。紹介・口コミで生徒を増やす仕組みとホームページは、セットで効きます。

3. 問い合わせへの返信の速さと記録

せっかく問い合わせが来ても、返信が3日後では他の塾に決まっています。受付から24時間以内(できれば当日)に一次返信をするルールを決め、問い合わせの日時・経路(ホームページ・チラシ・紹介)・学年・その後の経過を1か所に記録しておきましょう。どの入り口から問い合わせが来ているかが分かると、ホームページのどこを直せばいいかも見えてきます。

ホームページ見直しチェック(5分でできる)
  1. 最初の1画面に「対象学年・指導形態・地域名・申込ボタン」があるか
  2. 料金がモデルケースで、諸費用込み・税込で書かれているか
  3. 塾長の顔と「なぜこの塾を開いたか」が本人の言葉で書かれているか
  4. 問い合わせ手段が2つ以上あり、受付時間と返信の目安が書かれているか
  5. 料金・時間割が現在のものと一致しているか

まとめ

個人塾のホームページに必要なのは、豪華なデザインや大量のページではなく、「うちの子に合うか」「いくらかかるか」「どう始めるか」の3つに、保護者が知りたい順番で答えることです。対象・料金・人柄・通い方・場所・入塾の流れ・問い合わせ手段の7つを揃え、合格実績や長い理念、更新できないブログは後回しにする。トップページは最初の1画面で「関係がある塾か」を伝え、体験申込をゴールに据える。まずは今日、自塾のホームページをスマホで開き、上のチェック表の5項目を確認するところから始めてみてください。

この記事を書いた運営より

私たちは、個人経営・小規模の学習塾向けに、生徒管理・QRコードでの入退室記録・月次請求・保護者へのLINE/メール通知・AIによる学習支援までをひとつにまとめた教育機関向け総合DXプラットフォーム「XedPlex(ゼドプレックス)」を開発・提供しています。初期費用は0円、料金は生徒1名あたり月額300円(税込)から。生徒50名の塾なら月15,000円(税込)です。全国8つの教室で導入されており、導入塾には紹介ホームページの無料作成も行っています。機能の詳細説明はこちら。

XedPlexの詳細を見る